口内炎
- 2022年3月6日
- ブログ
皆様いかがお過ごしでしょうか、ながの歯科です。
今回は多くの方々が経験していると思われる口内炎の話になります。
物が触れただけだで痛かったり、しみたり、食事することや、おしゃべりすることすら辛い口内炎ですが、原因や大きさも人それぞれ違い、症状にあわせたケアが必要です。
口内炎は口の中や、唇などの粘膜の広い範囲に発生する炎症で、円形の白や赤色をした、多くが痛みを感じる炎症になります。1個の場合もありますし、2~3個同時にできることもあります。
通常であれば2週間以内で治っていきますが、治らなかったり、悪化していく場合は別の病気を疑い大学病院などで精密な検査を行う事もあります。
口内炎の原因
①栄養状態の乱れ
普段の生活の忙しさなどから、食事が不規則となり同時に栄養バランスが乱れることにより口内炎が発生しやすくなります。
健康を維持していくうえでバランス良くたべて幅広く栄養素をとることは大事ですが、口内炎に関しては、ビタミンB系統の摂取が大事になっていきます。お口の中の粘膜の新陳代謝にかかわるビタミンB2が不足すると、口内炎の原因になり、ビタミンB6が不足すると、免疫が低下し、細菌の影響を受けやすくなり、口内炎ができやすい環境になってしまいます。
②体の疲れ、ストレス等
疲れやストレス、睡眠不足があると、口の中の粘膜の代謝が正常に行われなくなり、口内炎が発生しやすくなります。
ビタミンB2は食事で摂取した栄養をエネルギーに変えるときに必要になり、激しい運動や疲労があると、通常よりも多く失われます。
免疫機能に影響するビタミンB1やB6はストレスにより消費される量が、通常よりも増えるために、不足が起こり口内炎が発生しやすくなります。
③口内の水分不足や乾燥
口内のだ液が減ると、口の中が乾燥し、口内炎が発生しやすい環境になります。
だ液が減ることにより、お口の粘膜の保護や修復する能力が低下します。
入れ歯で傷ができたり、誤って唇や頬を嚙んでしまったときに傷ができたときに、だ液で細菌が流れずに繫殖して口内炎が発生しやすくなります。
加齢によりだ液が減少していくこともありますし、口呼吸やストレス、服薬や病気によっておこるだ液の減少(ドライマウス)も原因としてあげられます。
④風邪などによる発熱、その他の病気
風邪などの発熱があると、お口の粘膜の健康を維持するビタミンB2の消耗がふえて、口内炎が発生しやすくなります。
又、短期間で繰り返しできたり、長期化する場合は、他の病気の可能性も考えられるため、注意が必要です。
当院では口内炎の治療に関しましては、塗り薬を処方しています。
お口の悩みがありましたら、津田沼 ながの歯科までご相談ください。