喫煙による体や口の中への影響
- 2022年6月30日
- ブログ
皆様いかがお過ごしでしょうか、ながの歯科です。
今回は喫煙による体や口の中への影響についてお話になります。
現在、日本では昔に比べて禁煙を促進させる動きが著明になってきています。
例えば、公共の場所やオフィスなどの分煙化や禁煙化を積極的に行っている傾向にあります。
喫煙はそれだけ体への悪影響が確認されているということになります。
●喫煙による体への影響は?
喫煙による体への悪影響は
がん、脳疾患、心疾患、循環器疾患、呼吸器疾患、糖尿病、早産などがあります。
歯科領域で代表的なのは歯周病や口腔がんがあります。
喫煙することで血管が細くなり血液の流れが悪くなり酸素や栄養の供給がうまくいかず、免疫細胞の力が弱まります。その結果、歯周病菌にとって活動しやすい環境になり歯周病が進行してしまうのです。
どんな人のお口の中にも歯周病菌は存在しています。
その歯周病菌をゼロにすることは難しいですが極力少なくすることは可能です。
喫煙をする方の口腔内への影響は
・歯周病の発症と重症化リスクの増加
・歯垢が付着しやすい、虫歯リスクの増加
・ヤニによる歯面の汚れ
・血行不良、歯茎の黒色化
・口臭
・口腔がんリスクの増加
●受動喫煙
また、喫煙している本人でなくとも周囲にいる人がタバコの煙を吸ってしまう受動喫煙では非喫煙者へ悪影響を与えてしまいます。
喫煙をしていなくても、受動喫煙が持続することで歯周病のリスクは高まります。
また受動喫煙はお子さんにも下記のような悪影響を与えてしまうリスクがあります。
・中耳炎
・アトピー性皮膚炎
・身体の成長の遅れ
・虫歯、歯茎の黒色化
・知能の低下
・気管支炎、喘息などの呼吸器障害
・小児がんの発病
さらに、妊婦さんが喫煙をしたり受動喫煙をしてしまう環境も良くありません。
胎児の成熟を遅らせたり、先天異常、小児がんのリスクの増加、早産、低体重児出産、乳幼児突然死症候群を引き起こしてしまう可能性も高まります。
禁煙に成功しても、すぐに非喫煙者と同じ健康レベルにはなりません。
肺がんになるリスクは禁煙してから約10年後に半減するといわれてますので、すぐには効果は出ません。
禁煙は難しいといわれていますので、中々できない方は禁煙外来に行ってみることも検討してみてください。
喫煙による健康被害は多くあります。
歯周病や他の歯科治療の治りを良くする為にも、禁煙ができるのであれば、積極的に行い、末永い健康を維持できるようにしていきましょう。
お口の中の悩みがありましたら、習志野市 藤崎 ながの歯科までご相談ください。