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舌苔(ぜったい)とは

皆様いかがお過ごしでしょうか、ながの歯科です。

今回は、舌苔(ぜったい)についてのお話になります。

舌苔とは舌の表面についた汚れのことです

皆様、日頃、舌の状態をチェックしていますでしょうか?歯みがきはしているけど、舌の状態はあまり見ていないという方も少なくはないと思います。
舌を鏡で見ると舌の表面が異常に黄白みたいな感じの色になっていませんか?(健康な舌でも味を感じる味蕾(みらい)という器官があり、白っぽくポツポツとはなっています。)これは食べかすだけではなく、細菌やウイルスが舌の表面に付着し、苔のようになったものです。舌苔を放置しておくと、様々な影響が出てきます。また最近の報告では、新型コロナウイルスを活性化させ、細胞に侵入させやすくする物質が舌苔の中に存在していることがわかってきました。なので日常的に歯磨きに加えて舌を磨くことも大事になってきます。

舌苔を放置する事によって起こりやすくなる事

 

●口臭

口臭の原因には口からくるもの、胃からくるもの、肺からくるもの、鼻からくるもの、などがあります。大部分は口からくるものになります。

口臭の主成分は口の中の細菌が含硫アミノ酸を分解することにより発生するガスであり、揮発性硫黄化合物(硫化水素やメチルメルカプタン)と呼ばれています。

●味覚の異常

上記で述べた味蕾が蓄積した舌苔により味の刺激を感じる味蕾が機能が低下し、、味覚障害になることがあります。

●誤嚥性肺炎

食べ物や飲み物、口腔内のだ液などが気管や肺に入ることを誤嚥(ごえん)と言い、誤嚥によって引き起こされる肺炎を誤嚥性肺炎と言います。舌苔の量が多くなっていくと細菌の数が多くなっていくので、誤嚥性肺炎になるリスクが高くなってしまいます。なかでも睡眠中に少量の唾液が気管に入って起こる不顕性誤嚥は、本人も自覚がなく危険です。口の中の細菌を減らす為に歯磨きに加えて舌みがきを行い、口の中を清潔に保つことがとても重要です。

舌ブラシを使いましょう

歯を磨いたあとにそのまま歯ブラシで舌を磨いても良いのですが、歯ブラシの毛の硬さによっては舌を傷付けてしまう可能性があります。なので、専用の舌ブラシというものがありますので、舌のお掃除には舌ブラシを使うことをお勧めします。

●舌ブラシの使い方

舌ブラシを水で濡らしてから舌に当て、なでるように優しく舌の奥から手前に引く様に磨きます。
この時ブラシが汚れているのが認められれば、ブラシを水などで洗い流し、汚れが目立たなくなるまで繰り返し磨いていきましょう。
1日1回で問題ありません

交換時期は、舌の汚れ具合や、使用頻度により異なりますが
1ヶ月に1回を目安に交換しましょう。

お口の中のお悩みがありましたら、津田沼 藤崎 ながの歯科までご相談ください。