虫歯 歯周病予防に ワンタフトブラシ
- 2022年3月27日
- ブログ
皆様いかがお過ごしでしょうか、ながの歯科です。今回はワンタフトブラシについてのお話になります。
皆様ワンタフトブラシという名前を聞いたことがあるでしょうか。ワンタフトブラシとは、写真のような通常の歯ブラシよりも毛の本数が少ない小さめの歯ブラシのことです。
歯の形も歯並びも人それぞれです。そのため、歯ブラシだけでは歯磨きが十分でないことがあります。そこで、通常の歯ブラシに加えてワンタフトブラシを使うことで、より清掃状態を向上させ、虫歯や歯周病予防に効果的です。
どのよな場所に使うのか
① 奥歯、親知らず
通常の歯ブラシだと、歯ブラシの頭の部分が大きいので、当てたい所に届きづらかったりしますが、ワンタフトブラシは、頭の部分が小さく、容易に奥歯に届くので、無理せず歯磨きを行うことができます。特に、一番奥の歯や親知らずは歯の高さが低かったり、歯肉がかぶったりして歯ブラシの毛先が届きづらかったりしますのでワンタフトブラシは有効です
② インプラント
インプラントとは、歯がなくなってしまった部分に、チタンでできた人工の歯根を埋め込み歯を作るという治療です。インプラントは虫歯になることはありませんが、歯周病にかかるリスクがあります(インプラント周囲炎と言います)このインプラント周囲炎は歯周病と原因は同じで、歯ブラシが上手くできず、プラークが付着したままになることが原因です。重症になるとインプラントが抜け落ちてしまうことがあります。
インプラントに起こる歯周病のことを「インプラント周囲炎」と言います。インプラント周囲炎は自覚症状があまりなく、気づいた時には進行している怖い病気です。最悪の場合は、インプラントが抜けてしまうこともあります。
ワンタフトブラシはインプラントのお手入れにとても効果的で、インプラントと歯肉の境目に付着した汚れを効果的に落とすことができます。
③ 歯ならびが良くない部分
歯並びが良くなく歯と歯が重なって生えてきている部分は、汚れがが溜まりやすくなっています。このような部分もワンタフトブラシを用いて歯の隙間を丁寧に磨くと効果的です。
ワンタフトブラシの使い方
●通常の歯ブラシを使った後にワンタフトブラシを使いましょう。
ワンタフトブラシで全部の歯を磨くのは時間もかかるので効率的ではありません。まずお口全体を通常の歯ブラシで磨き、そのあとで磨きにくい部分にワンタフトブラシを使うとよいでしょう。
持ち方については通常の歯ブラシにも推奨されていますがグーで持つのではなくペンを持つような(ペングリップ式)で磨くようにしましょう。グーで握って持つよりも当てたい歯にしっかり当てることができます。
動かし方は大きく動かすのではなく小刻みに細かく動かすようにしましょう。
●鏡の前でみがきましょう。
ワンタフトブラシを使っても、当てたい部分に当たっていなければ意味がありません。ワンタフトブラシの毛先がどこに当たっているのかを鏡の前で確認しましょう。
●毛先が広がってきたら交換の目安です
通常の歯ブラシでもそうですが、ワンタフトブラシも毛先が開いてきたら交換の目安です。交換頻度は個人差がありますが、大体1ヶ月に1本交換するのが良いでしょう。
何かありましたら、習志野市 津田沼 藤崎 ながの歯科までご相談ください。