親知らず
- 2022年9月26日
- ブログ
皆様いかがお過ごしでしょうか、ながの歯科です。
今回は親知らずについてのお話になります。。
皆様は、ご自身のお口の中の親知らずの状態を把握してますでしょうか。
親知らずは前から8番目の歯になり、第三大臼歯(だいきゅうし)といい、上下左右に1本づつ合計4本あります。
ただ、個人差があり、4本全部ある方もいれば、全くない方もいます。
生え方も様々なパターンがあり、その生え方により今後の経過に影響を与えていきます。
患者さんから「親知らずは必ず抜かないとだめなものなのでしょうか?」というような内容の質問を受けることがあります。
親知らずと聞くと、抜く歯というイメージを持たれてる方も多いと思いますが、答えとしましては、親知らずだからといって必ず抜かなければならないというわけではありません。
親知らずといえども、ほかの歯と同じようにまっすぐ生えていて、相対する上の歯や下の歯と咬み合わさっていれば、歯としての働きは機能してますので、できる限り抜かない方が良いと思います。また、口の中には出てきてない骨の中深くに潜っている親知らずがあるのですが、そのような状態の親知らずは汚れが入りにくく、虫歯になる可能性も低いので、このような場合も抜く必要はないと思います。
それではどのような状態になると抜歯をした方がよいのでしょうか。
●ななめや横向きに生えていて、歯肉が腫れやすくなっている状態。
ななめや横向きにに生えている親知らずは、隣の歯にぶつかって止まっている状態がほとんどなので、今後まっすぐ生えてくることはありません。また、このような状態の親知らずは隣の歯との間や一部かぶっている歯肉との中に汚れがたまりやすく、繰り返し腫れたりとか、虫歯になる可能性が高いです 。親知らずだけでなく、隣の歯も虫歯や歯周病になってしまうしまう危険性が高いため、このような状態になった親知らずは抜歯をすることが良いと思います
●大きく虫歯になっている親知らず
ななめや横向きに生えていなくても、親知らずは奥の方にあるので、歯ブラシがうまく届きづらいです。そのため虫歯になるリスクが高く、虫歯の治療をしたとしても2次的な虫歯になる可能性が高いです。虫歯の程度にもよりますが、大きい虫歯の場合、再発のリスクも考慮し抜歯すべきことが多いです。
逆に言えば上記のような状態でなく症状もない場合は、積極的な抜歯はせずに経過観察し定期検診をおこなう方向で構わないと思います。
お口の中のお悩みがありましたら、習志野市、津田沼、藤崎、ながの歯科までご相談ください。